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ポケナビメールニュース ―――――――――― No4（04-12-17）
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ポケナビニュースメールをご覧いただき、ありがとうございます。
今年もあとわずかになりました。年を重ねる毎に1年が早く過ぎていくような 気がします。今年は何をしたかなと考えたとき、ただ安穏と月日が流れ去ったような感じです。今年は自然災害で苦労された方が例年に無く、多い年となりました。
背負わずに済む苦労はしたくないものですが、最近の気象状況の激変は目を見張るものがあり、いつ災害に見舞われてもおかしくない状況です。
来年こそは皆さんが安穏に暮らせるようお祈りしたいと思います。
■ ＧＰＳ豆知識
☆ ハンディＧＰＳの選び方 決定版
読者の方の中には、ボーナスも出たし、これからハンディＧＰＳを購入しようというユーザー予備軍の方、ＧＰＳのことがいまいちよく分からないという方がおられます。その方たちのために、ＧＰＳの基本をおさえたハンディＧＰＳの
選び方をご紹介します。
1. ＧＰＳの性能は受信感度と位置精度
ハンディＧＰＳには1万円台のものから10万円近いものまでありますが、 基本的には位置精度には差がありません。位置計算の方式が決まっていますので、同じ衛星を捕まえて、位置計算すれば、どれも同じ位置精度になります。
では、位置精度の違いはどこから生じるかといえば、感度の違いから生じます。 感度が良ければ、その分多くの衛星を捕まえることが出来ますので、いい状態で位置計算が出来るわけです。ところが、残念なことにカタログには感度の項目はありません。使用しているレシーバには感度が書かれています。
では、なぜ感度項目がないのでしょう。それは今まで、高感度のレシーバがなかったため、感度の差があまりなかったためだと思います。これからはmap21EXのような高感度品がでてきて、感度の差が明確になりますので、カタログに感度が記載されるようになると思います。
ちなみに、map21EXの位置精度は10ｍRMS、他は15ｍRMSとなっています。 この差は実は感度の差なのです。たかが5ｍですが、感度の数値の違いは数10倍ぐらい違うんです。（RMSは真の位置が63％の確率で半径Xｍ中にあることを意味します。）
2. 求める機能によって機種がきまる。
ＧＰＳ性能は高感度品を除きどれも大差ないことが分かりました。ただ、技術はどんどん進化していますので、新しいものの方が感度は良くなっています。
価格差はどこから来るのでしょうか。それは機能の差から生じます。
● 地図を表示できるもの
ハンディＧＰＳを大別すると、地図が表示できるものと、出来ないもの
に大別できます。地図が表示できるものは価格が２倍ぐらいします。
詳細な地図を表示するためのハードウェアコストがかかるためです。
EMPEXではmap21EXを用意しています。
● 電子コンパス＆気圧高度計内蔵
通常ＧＰＳは静止すると、コンパスが利かなくなります。これは方位を
移動した位置から求めるためで、静止すると方位を求めることができ
なくなります。 この状況を改善するために、電子コンパスを内蔵し、
静止したときの方位は電子コンパスから求めるため、静止状態でも
方位が分かります。
また、ＧＰＳの高度は平均で70ｍの誤差があるため、その補正を行う
ために気圧高度計を内蔵しました。基準高度を合わせて、気圧変化
が大きくなければ、10ｍぐらいの誤差に収まります。台風などの接近
により、気圧が大きく変化する場合にはＧＰＳ高度も考慮されて高度
が表示されます。この機能を持ったＧＰＳはEMPEXではマウントミニ
になります。
● 地図を自由にスクロール
一般的な機能を持ち、画面の白地図（ポイントと軌跡しか表示しない
地図） を自由にスクロールできるものです。当然、地図表示できる
map21EXにはこの機能はあります。軽飛行機等良く使用されていま
す。EMPEXでは38EX、ⅡPLASが該当します。
● 白地図で位置が確認でき、緯度経度もわかる。
ＧＰＳとしての機能はひと通り持っていて、小型軽量なもの。 EMPEX
ではポケナビミニ、ライトがこれにあたります。ミニには通信ポートが
付いていますので、記録したデータをパソコンに通信可能です。ライト
には通信ポートはありませんが、世界最小最軽量のハンディＧＰＳで
す。
3. 大切なアフターサービス
使いたいときに動かないという、悔しい思いをされたことがある方もいると 思います。大概のハンディＧＰＳは輸入品であるため、国内での修理はできません。そのため、修理におよそ1ヶ月かかります。EMPEXでは国内製造している
map21シリーズや、65シリーズでは1週間ほどで修理が完了します。また、修理代替品を若干用意してありますので、どうしてもという方はお問合せ下さい。この差、大きいと思いませんか。
4. 安く購入するには
最近はネットで簡単に価格比較できますので、1番安いところで購入しても 良いと思います。どこで購入されても1年間は保障が付きます。また、オークションでさらに安く入手することも可能ですが、どのような使い方をされたか分からないものもありますので、出来れば、保障期間が残っているものがお薦めです。
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■ エンペックスからのニュース
☆ クリスマスプレゼント
12月24日に間に合うか微妙ですが、便利なソフトが公開できそうです。 楽しみに待っていて下さい。
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－編集後記－
今回は、「ハンディＧＰＳの選び方 決定版」ということで、ハンディＧＰＳの 基本と、選択の目安をお知らせしました。お役に立ちましたでしょうか。
お客様から、どのＧＰＳいいのと、よく問合せがあります。そのとき、どのような使い方をされるか、最初に伺います。地図がいるかいらないか、電子コンパスは必要か、緯度経度が分かればよいのか。そうすると、自ずとどれが最適か分かります。 今回の豆知識がＧＰＳ購入のお役に立てれば幸いです。
EMPEXはかの有名な冒険家、大場満郎さんが挑戦している「地球縦回り一蹴のたび」を応援しています。詳細はこちらにありますので、ご覧下さい。
http://www.global-edventure.net/ja/index.html
また、map21EXはサマワで活躍されている自衛隊の方々にも使用されています。 ポケナビメールニュースの発刊日が変更になります。
来年１月より第２、第４金曜日になります。これからも楽しみにしていて下 さい。
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ポケナビメールニュース
編集人：商品開発部 山内芳隆
発行：エンペックス気象計株式会社
〒141-0031
東京都品川区西五反田７‐２２‐１７ ＴＯＣビル
℡03-3494-4010 FAX03-3494-4020
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