ポケナビメールニュース　――――――――――　No5（05-01-14）

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　ポケナビニュースメールをご覧いただき、ありがとうございます。
　今年の三が日はどのように過ごされたでしょうか。 東京近辺は晴れの日が続き、暮れの大雪から一転して穏やかな日和となりました。 今年１年もこのような穏やかな日々が続くことを願わずにはいられませんでした。
　読者の皆さん方にも今年は幸多き１年であることをお祈りいたします。

■　ＧＰＳ豆知識

☆　位置情報が大きくズレることはあるの？

　次の４つの原因によって位置情報が大きくズレることがあります。 ＧＰＳの位置情報を過信せず、「違うな」と感じたら周囲の状況をよく確認して 行動して下さい。

1.衛星配置がよくない

　障害物などが原因で受信できる衛星の配置が悪いと、位置情報が大きくズレることがあります。背面がビルや崖があり、上空が半分しか見えない時には、衛星が半円に偏るた 　め壁面に対して垂直方向の位置誤差が数十ｍなることがあります。 　また、沢など両側が切り立った崖で、上空が狭く１方向しか空いてない所では、空の空いている方向に対して垂直方向の位置誤差が数百ｍになることもあります。 　
　 衛星からの電波を遮るものはコンクリートや岩だけでなく、人体や木の幹、生茂った葉などがありますので、人が四方を囲んだり、込み入った杉林などに入 ったときに、受信している衛星が偏より、位置ズレを起こすことがあります。 　位置精度が数ｍと表示されているときでも、実際は200ｍズレているときがありますので、注意が必要です。

2.反射波を受信したとき

　近くに高層ビルや大きな岩肌がある場合、衛星からの電波がそれに反射して受信すると時刻ズレが発生し、大きく位置ズレを起こすことがあります。この場合、自分の体で反射波が入らないようにしたり、ちょっと移動したりすることで、解決することがあります。

3.衛星が故障したとき

　本当に稀ですが、故障した衛星から信号を受信して位置が数10kmズレるということがありました。　

4.地図とＧＰＳの測地系が合っていない。

　現在、地図で使用している測地系が日本測地系から世界測地系に移行しつつあり、その過渡期にあります。地図の測地系とＧＰＳの測地系が合わないと、450mほどの誤差が生じますので、注意して下さい。ＧＰＳ全機種で測地系を変更できますので、地図の測地系にＧＰＳの測地系を合わせて使用して下さい。

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■ エンペックスからのニュース

☆ クリスマスプレゼントが遅れています。

　12月24日に公開予定でしたカシミール３Ｄから切り出した地図データをオリ ジナルマップに変換するソフトですが、不具合が見つかり対策中です。終了しだ い公開しますので、もう暫くお待ち下さい。

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－編集後記－

　位置情報が合っていないという問合せが月に数件あります。1番多いものが地 図とＧＰＳの測地系が一致していないために起きている誤差。２番目に多いもの がＧＰＳを度分設定していて、度分秒でデータを読んでいる読み間違い。３番目 に衛星の配置状態や反射による位置ズレです。 　
　 位置ズレが起きているなと感じましたら、ＧＰＳの設定、衛星配置、反射等で誤差が生じることを思い出していただき、誤差を予想して安全な旅行を心がけて下さい。
　
　 クリスマスプレゼントがお年玉に変わるかなと思いきや、ただのプレゼントに 変わってしまいました。期待されていた読者の方には誠に申し訳ありませんでし た。紙面を借りてお詫び申し上げます。

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ポケナビメールニュース
編集人：商品開発部　山内芳隆
発行：エンペックス気象計株式会社
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