ポケナビメールニュース　―――――――――――――　No34（06-08-11）

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■　ＧＰＳ豆知識

☆　アクイジションとトラッキング 　

　 アクイジションとトラッキング、何それ、と思われる方がほとんどと思います。アクイジションとトラッキングはＧＰＳの受信感度測定条件のひとつです。ＧＰＳは電源立上げ時の受信感度と測位中の受信感度が異なりますので、このような言葉を使用しています。

　 アクイジション（Acquisition）はＧＰＳがまだ測位していない状態を表します。電源を立ち上げてすぐの状態です。トラッキング（Tracking）は測位してい るときの状態です。一度測位後、障害物等で未測位になっても同じです。

　 アクイジションとトラッキングではどのくらい受信感度が違うのでしょうか。驚くなかれ、１０倍以上違うのです。最近のＧＰＳレシーバは高感度になってきていて、この差が大きくなってきています。map21EXでは約２０倍違います。
　 いくら高感度のレシーバでも、アクイジション時の受信感度は普通のレシーバ と大きな差はありません。

　 この特性を理解していただければ、電源立上げ時には良い受信状態にしないと測位できず、測位すれば受信状態が悪くとも測位し続けることが分ると思います。 森林で使用する場合は、森林に入ってから電源を入れるのではなく、入る前に電源を入れて測位させておくことが重要です。
　 また、最良の受信環境は周囲に衛星受信の障害になる建造物等が無く、静止状態であることです。静止状態よりも移動中の方が測位に時間がかかることは、経験上理解いただけると思います。

　 ＧＰＳの特性を理解していただければ、受信環境が厳しくても使用できること がありますので、参考にしてください。

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